社労士試験の仕組みを知ろう
前回の記事では社労士試験で学習する法律について学びました。
今回は社労士試験の「仕組み」について学習していきましょう!
まず、社労士試験は選択式と択一式の形式からなります。
選択式、択一式それぞれに合格ラインがあり、どちらにも合格することで晴れて社労士となることができるのです。
では、試験について詳しくて見て行きましょう!
【試験日】
毎年8月最終日曜日(年に1回のみ)
正式には4月中旬に試験センターより正式公表。
【合格発表日】
毎年11月第2金曜日
【受験料】
9000円
【受験資格】
非常に細かく分けられています。オフィシャルサイトのURLより確認ください。
【選択式試験について】
制限時間:80分
合格基準:各科目3点以上を取らないと足切りとなる。
※受験生の出来によっては2点に下がる科目もある。(稀に1点)
総合得点に明確な基準はなく、相対評価で決まる。
指標としては各科目3点以上かつ総合で24点。
問2・労働者災害補償保険法5問
問3・雇用保険法5問
問4・労働一般常識5問
問5・社会保険一般常識5問
問6・健康保険法5問
問7・厚生年金保険法5問
問8・国民年金法5問
あれ、、何か気づいたことはありませんか???
前回の記事を思い出してください!学習する法律は10!なのに選択式は9つ??
・労働保険徴収法
・労務管理一般
・社会保険一般
・健康保険法
・国民年金法
そうです!労働保険徴収法については選択式からは出題されません!やったーー!!
【択一式試験について】
制限時間:210分
合格基準:各科目4点以上を取らないと足切りとなる。
※受験生の出来によっては3点に下がる科目もある。(稀に2点)
総合得点に明確な基準はなく、相対評価で決まる。
指標としては各科目4点以上かつ総合で45点~。
問11~20・労働者災害補償保険法7問・労働保険徴収法3問
問21~30・雇用保険法7問・労働保険徴収法3問
問31~40・労働一般常識5問・社会保険一般常識5問
問41~50・健康保険法10問
問51~60・厚生年金保険法10問
問61~70・国民年金法10問
選択式で初めて労働保険徴収法が登場します!
選択式、択一式それぞれを説明してきましたが、特徴的なのは合格ラインが絶対評価ではなく、相対評価にあるところだと思います。
社労士試験には「救済」という制度があり、全体の出来が良くない場合、合格率を調整する観点から、足切りの点数(選択なら3点、択一なら4点)を下げることがよくあります。そして実際に問題を見たときに足切りラインを確実に確保できないような問題を目にすることがよくよくあります。
大切なことはここで焦らずに、これだけ勉強してきたのだから皆もできないはずだと思い、試験中に気持ちを落ち着かせる心です。焦ってしまうことで、普段は得点できるような基礎の問題を落としてしまい、足切りに1点足らず不合格になってしまった人を数多く見ています。気持ちを落ち着かせて確実に得点を積み重ねましょう!
社労士試験は毎年、教科書の隅の隅の隅を付いたような問題が必ず出題されます!
※満点を取らせない作戦なのではないかと思うくらいです(笑)
そういった問題はみんな解くことができないと思ってください。
逆に皆が解けないのだから、落としても全く問題ないのです。
大切なことは落としてはいけない基礎的な問題を確実に抑えて得点を重ねることです!
そのためにも「必要最低限」の知識を確実に定着させ、本番で正解する力が必要なのです。
当ブログではそういった隅の隅の知識は触れず、確実に抑えるべきポイントに絞って説明をしていきます。
どうですか?社労士試験!いける気がしてきませんか??
勉強したくなってきませんか??
このモチベーションを維持して次の記事から早速勉強していきましょう!!!